五月人形(兜飾り)購入してきました

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転勤族だからずっとマンション暮らしだし、荷物増えるのもなーとか色々な理由があって当初は購入する気がなかったのです。

義実家に主人の立派な人形があるので、そこに息子の名前旗を立ててお祝いしようという話になっていたのですが、名前旗を見たり義母・実母と話しているうちに、やっぱり初節句は今年しかないし、長男だし、今買わなかったことをこの先もしかしたら後悔するかも?と思い始め、コンパクトなものを購入しようかな~と思うようになりました。

ちなみに、一夜飾りにならないよう1か月前から飾るのが良いとのことですが、男の子の場合は、身代わりお守り?なので、1年中飾っていても良いそうです。

3月中に買わないと~💦ってめっちゃ私焦ってましたがあまり気にしなくて良いそうです。

当初はネットで、インテリアに合うモダンな感じの木製のものを買おうと考えていたのですが、やっぱり大事な息子の初節句なので見に行ってイメージを付けてから買おう!と意気込み、関西の人形店街である、松屋町へ行ってきました。

人生で人形を買うことになるとは思っていませんでしたので、新鮮で楽しかったです!

ただ、お店ありすぎ、かつおそらく今が繁忙期な人形屋さん、セールストークが凄すぎて…

関西育ちでない私たち夫婦、若干ひいてしまいました笑

…というのはおいといて、めちゃくちゃ時間かかりました!

行ったり来たりしたのもあって、半日以上使いました💦 それでも全店は見ていません。

私たちが購入したのは、増村人形店というところの平安晴峰(へいあんせいほう)さんという伝統工芸士さん(職人さん)の兜です。

この晴峰さん、別の名を『雄山』『壹三(いちぞう)』だそうで、デパートで販売されているような有名な職人さんなのだとか。

雄山さんとしての兜は、デパートでの扱いでは15~20万円の商品が多いところ、こちらのお店とは古い付き合いのため、晴峰さんとしてお安く兜を作ってくれているそうです。

限定特別価格として5万円のものもありました!

うちの兜は元は12万越えとのものが現在安くなっていて(元からこの価格なんじゃ?と思ったのは内緒ですが)、そこから更に少しお安くして頂いて、8.5万円での購入となりました。

7万円までと考えていたので、予算オーバーです。大阪人3年目なのに値切るの忘れました!

でも、とても納得の行く兜なので満足しています!早く届かないかな~

人形レベル0の私が学んだこと

完全なる素人なので、店員さんの話はとても参考になりました!

もちろん、全てに当てはまる話ではないと思うのでご了承下さい。

価格の違いは、有名な伝統工芸士の作品であるかどうか。

例えば、京都の御三家…平安一水、平安武久、粟田口清信

20万円越えのものなんてザラです。

ちなみに、人形店では『武久』さんがよく話に出てくるのですが、ひとくくりに『武久』さんと言っても3人いらっしゃいます。

『平安 武久』、『京北野 武久』、『武久 寛宗』の御三方。ややこしいですよね笑

それぞれの方の得意とする分野が確か違うのですが、すみません忘れました。笑

それから、関東の千葉・埼玉にも有名な伝統工芸士の方がいらっしゃって、

私たちが購入した晴峰さんも関東勢の1人です。他の関東の方の名前覚えてなくてすみません。

気になる方はネットでググってください笑

話しは戻って、これら有名な職人さんの手作りではないものがお安いものというのは分かりました。が、それだけでなく、現在では海外製(中国製)のものが多いそうです。見分け方を教えて頂きました。

ただ、前から見た見た目が豪華だったり、プロじゃないと分からないような細かい違いなので、教えてくれないお店の方が多いです。

というより、中国製のものを扱っているお店が多い中、教えちゃったら買ってくれなくなるので普通に考えて教えないですよね。

実際にそのようなお店で、「他のお店では、こういうこと聞いたんですが…」と話したら、

『そういったことをお話しするお店もありますよね。でも、有名な伝統工芸士さんが作っていなくても、人の手で1つ1つ手作りしないとできないものなので、機械で作っているようなものではないんですよ!お祝いする気持ちがあれば、全く気にしなくて大丈夫です!』との回答でした。(実際はもっとお上手に話されてました。)

確かにそうだな~なんてその時は思いましたが、冷静になって言われたことの要点だけこうやってまとめてみると、ちょっと苦しい言い訳に感じてしまいます。

気にならない方や知らなくて購入したなら良いのですが、私達夫婦はその違いの知識が入ってしまったんですよね。すると、やっぱり細かい違いをつい他のお店でも見てしまって…

日本の伝統文化なんだし、日本のしっかりしたものを息子には買ってあげたい!

という気持ちになりました。

以下に見分け方を書くので、伝統工芸士さん以外のものを既に購入された方は見ない方が良いかもしれません💦

それでは、気になる方だけ↓をご覧ください。

伝統工芸士の作品かどうかの見分け方

伝統工芸士さんが作られたものは基本的に全てこの特徴があるそうです。

  • 弓が2本ではなく1本であること…日本では奇数が吉とされ、中国では偶数が吉とされる
  • 刀が(針金のようなもので固定されておらず)ちゃんと抜ける…鞘だけじゃなくちゃんと刀になっている
  • 兜の後ろの裾の部分に四角い金具(裾裏打兜飾り)があること…数が多いほど高級になる(3、5、全部等)
  • 兜の後ろに紐が尻尾のようについていること…この紐が大将の印だそうで、紐がないと家来(つまり平)だそう

1年に1回しか出さないし、お祝いする気持ちが大事と割り切って伝統工芸士さん以外の作品を選ぶのは全然ありだと思います。

ただ、我が家は二人とも拘ってしまうタイプの夫婦なのです。

多少予算オーバーでも納得するものを選びたいと思い、親の自己満足ですが、伝統工芸士さんのものを選びました。それに伝統工芸士さんのものにしては高くないですしね!

ちなみに先に述べた5万円のものも上の条件全部満たしていましたよ!破格‼

あくまで見分け方はお店で聞いた話なので、都合の良い部分だけ言ってるかもしれませんし、例外もあるかもしれません。

ただ、うちはもし2人目も男の子なら、この基準は外さず兜を選ぶと思うので備忘録としてこのような形で残しておくことにしました。

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